【Review】Parametric Audio「Ducky Verb」レビュー(リバーブプラグイン・機能と使い方・評価・セール情報)



製品情報

Ducky Verb のダイナミックなダッカーで、濁りにさよならし、手付かずの残響にようこそ。Ducky Verb は、さまざまなユースケースに優れた汎用性の高いリバーブ プラグインです。Ducky Verb のダイナミック ダッカー コンプレッション アルゴリズムは、リバーブ テールをクリーンアップすることを主な目的としてゼロから設計されており、リバーブの海で失われることなく元のサウンドが輝きます。


Ducky Verb は、さまざまなユースケースに優れた汎用性の高いリバーブ プラグインです。その主な強みの 1 つはボーカルの接着です。元のサウンドを圧倒することなく、滑らかで透明なリバーブをボーカルに適用し、まとまりのある洗練されたボーカル ミックスを作成できます。さらに、Ducky Verb はドラム ループ/ドラム ワン ショットの接着に最適で、タイトでコントロールされたルーム アンビエンスを提供し、パンチとインパクトを損なうことなくドラムのグルーブを高めます。




多くのリバーブ プラグインの問題は、元のミックスを濁らせて、不要な色付けを加えたり、オーディオの明瞭さを妨げたりすることが多いことです。ただし、Ducky Verb のダイナミック ダッカー コンプレッション アルゴリズムは、リバーブ テールをクリーンアップすることを主な目的としてゼロから設計されており、リバーブの海で失われることなく元のサウンドが輝きます。このユニークな機能により、Ducky Verb が提供する豊かで没入感のあるリバーブ エフェクトの恩恵を受けながら、ミックスがクリーンで透明な状態に保たれます。Ducky Verb のダイナミックなダッカーを使用して、濁りに別れを告げ、手付かずの残響に挨拶し、オーディオ制作で両方の長所を活用してください。


さらに、Ducky Verb は、自然な音色を洗い流すことなく有機的な楽器に残響を追加するのに理想的です。その原始的で透明なリバーブ効果は、楽器のサウンドの完全性を維持し、音色を着色したりマスキングしたりすることなく、その空間次元を高めます。最後に、Ducky Verb は自然なシンセのリバーブに適しており、ミックスを濁らせることなく、合成サウンドに臨場感のあるリアルなリバーブ空間を作成できます。Ducky Verb は、用途が広いため、さまざまなオーディオ制作シナリオで、クリーンで透明感のあるプロフェッショナルなサウンドのリバーブを実現するための貴重なツールです。



主な特徴


  • 調整可能なドライおよびウェット ミックス コントロールと、ルーム サイズ、ディケイ、プリディレイ、ステレオ スプレッド、ダンピング、ディフュージョン、および密度の調整可能なパラメーターを備えた汎用性の高いリバーブ ユニット。
  • 調整可能なアタッチ、リリース、スレッショルド、およびレシオ コントロールを備えた、サイドチェーン テクノロジーを利用した強力なポスト リバーブ コンプレッサー ユニット。
  • ノッチ フィルター、ロー カット フィルター、ハイ カット フィルター、ロー シェルフ フィルター、ハイ シェルフ フィルター、および可変 Q 値コントロールを備えた包括的なパラメトリック イコライザー。
  • リバーブとコンプレッションの設定を簡単に調整および微調整できる、シンプルで直感的なユーザー インターフェイス。
  • 素早く簡単に始めるのに役立つ幅広いプリセット。
  • さまざまな DAW およびプラグイン形式との互換性により、Duckyverb を既存のワークフローに簡単に統合できます。
  • 高品質のサウンド処理アルゴリズムにより、オーディオがクリアで自然に聞こえるようになり、不要なアーティファクトがなくなります。
その他詳しい製品内容は製品ページも確認してみてください。

Ducky Verb

機能と使い方

Parametric Audio「Ducky Verb」の機能についてみていきましょう。


ライセンスアクティベーション画面もかわいい。




一度みたら忘れられないかわいらしいUI。お風呂場のアヒルのおもちゃと残響をイメージしているのでしょうか。プラグインが作動している時にUIのあひるも動きます。ダイナミックリバーブとあるようにコンプレッサーによるダッキングが可能になっているアルゴリズミックリバーブプラグインです。



ウェットとミックスのそれぞれのレベルを設定できるようになっています。ディケイは、リバーブのオーディオテールの長さを調整できる機能。プリディレイは同一のノブで調整できるようになっており、リバーブの開始間の時間です。 ステレオスプレッドでは リバーブ出力がステレオ全体にどのように広がるかを調整できる便利な機能。ダンピング: リバーブテールのサウンドに影響を与えます。Dampingはおなじみの機能ですが、ルームの音吸収率でリバーブをふっと消すか、ゆっくりと減衰するか特性をコントロールすることもできます。Diffusionは残響が空間にどのように拡散するかに影響します。値を大きくすると複雑に拡散するため、複雑な響きとなり音が聞き取りにくくなります。Densityは残響音の「厚さ」で密度が高いほど、リバーブテールが滑らかになります。
コンプレッサーコントロールについては特に言うことはありません。メーターがなく、あひるの波のイラストの周期が変化します。
● Attack: オーディオ入力後にコンプレッサーが作動するまでの時間を調整します。
閾値を超えています。
● リリース: コンプレッサーが圧縮を解除するまでの時間を調整します。
オーディオ入力がしきい値を下回ります。
● スレッショルド: コンプレッサーが作動し始めるレベルを設定します。
出力信号の音量。
● Ratio: コンプレッサーが出力信号の音量を下げる度合いを設定します。

独自のコンプレッションアルゴリズムとのことですが響きを抑えるコントロールもしやすい印象があります。
EQコントロールについても特に珍しいわけではないのですが、EQシェイプの形状選択やEQポイントの設定が見やすく付属のものとしてはなかなか良い印象。
画面左下のWet選択はEQ スペクトラム アナライザーがウェット出力を表示するか、ウェット出力を表示するかを変更するものなので関係するのは音ではなく画面上の表示切り替えということになります。


Ducky Verb

評価

様々な有名どころのリバーブと比較してみると自然なリバーブを付加するのに最適なリバーブとも言え、余分なリバーブ成分を薄くしていく作業が非常にしやすいリバーブだといえます。リバーブを割と多めにダッキングやその他のパラメータコントロールでコンパクトにまとめやすいため、リバーブを大胆にかけたい人にとっても需要がありそうです。全体的な傾向にはなりますが、リバーブの特性としてはあっさり目でうっすらと伸びやかな透明感のあるリバーブをかけたい場合にも重宝するかと思います。

ダッキングも標準的なコンプレッサーの機能を備えているため、どれくらいリバーブを活かすのかというところを微調整できるだけでなく、ウェットドライミックスパラメータが独立していたり、アルゴリズミックリバーブのオーソドックスなパラメータを一通りそろえているので思った通りのリバーブを設定しやすいというところが評価できます。コンプレッサーがメーターなしで耳で判断するようになっているのは音に集中できるという利点もあります。(あっても良いような気もしますが。)リバーブアルゴリズムのモードが複数あるわけではないですが、プリセットが充実しているので手軽に使えるようになっているのも良いです。

この価格帯の製品としてはなかなか機能が充実しており、使いやすいタイプのリバーブプラグインだと思います。

Ducky Verb

セール情報

セール頻度は多くはありませんが一年に数回実施されます。傾向としては19ドルを下回ることはそう多くないようです。

Ducky Verb





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