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【Review】United Plugins「MorphVerb」レビュー(異なる空間音響をモーフィングできるリバーブプラグイン・機能と使い方・評価・セール情報)

2024年6月1日土曜日

DTM製品レビュー

【Review】United Plugins「MorphVerb」レビュー(異なる空間音響をモーフィングできるリバーブプラグイン・機能と使い方・評価・セール情報)

製品情報



トラックではどのタイプのリバーブを使用する必要がありますか?商工会議所またはホールを使用しましょうか?その中間のものはどうでしょうか? MorphVerb は、完璧なリバーブ設定を見つけるユニークな方法を提供する魔法のツールです。


MorphVerb の主な機能

すべてのリバーブを 1 つのプラグインに

MorphVerb は考えられるすべてのリバーブ タイプをカバーしています。 Spring、Ambience、Echoes、Room、Chamber、または Plate の豊富なアルゴリズムを提供します。ホールや大聖堂などの素晴らしい空間も備えており、リバーブを無限にすることもできます。

スムーズなブレンド

リバーブの種類を切り替えるだけではありません。 MorphVerb を使用すると、隣接する 2 つの型をスムーズにブレンドすることができます。つまり、20% のチャンバーと 80% のホールが得られます。 MorphVerb はリバーブ スタイル間のギャップを埋め、ほぼ無限の可能性を与えます。
リバーブ手術
MorphVerb では、各アルゴリズムの幅、プリディレイ、サイズを制御するだけでなく、反射の変調、彩度、圧縮を微調整することもできます。妥協なく希望に応じたリバーブサウンドをチューニングできます。
ダッキング
ダッキング機能を見るだけで、トラックがリバーブに埋もれることがなくなります。ミックスをよりクリーンにしますが、それでも、ミックスにふさわしいスペースを与えます。
リアルタイムスペクトログラム
ウェット信号専用の HiPass および LoPass フィルターがリアルタイム スペクトログラム ディスプレイに配置され、即座に視覚的な応答を提供します。スペクトログラムにより、ダッキング効果とダンプニング効果を最大限に制御することもできます。

詳しい製品情報は製品ページも確認してみてください。
公式サイトはこちら。


機能と使い方

United Plugins(の中のMuramasa Audioというディベロッパーです)「MorphVerb」はアルゴリズミック方式のリバーブプラグイン。明確な記述はありませんが、記述から判断すると恐らく純粋にアルゴリズミックでコンボリューションタイプの混合などではないと思います。最も特徴的なのはモーフィングリバーブということでプレートリバーブ、リバーブチャンバー、ホールなどを再現したリバーブのアルゴリズムをブレンドできる点。例えば、ホールと教会の中間の響きなんてこともできるわけですね。また、リバーブ名 (PLATE など) をクリックすると、それぞれの場所の目盛りに合わせられるので、ブレンドしたくないのに目盛りが上手く合わせられないといったもどかしさなくモードを正確な単一リバーブ アルゴリズムに設定できます。




Dry/Wet:ドライ信号とエフェクト信号の比率を設定するもので説明不要。 直接インサートだけでなくSendあるいはパラレル処理でブレンドを調整するのにも役立ちます。
Dry/Wet Lockはプリセット変更時にWetバランスを変更しないようにする機能。Dry/Wet ノブを選択した位置にロックします。有効にすると、プリセットをロードしても、Dry/Wet ノブの位置は変わりません。


  • Length- リバーブの持続時間を決定します。

これはそのままですね。リバーブテイルが長いと明瞭度を失うことがあるので調整できるようになっています。

トーンはリバーブ信号の明るさをコントロールするもの。仕組みとしてはダークは主に低音域にリバーブを集中させ、ブライトは高音域に集中させます。

またDompeningもおなじみの機能。減衰が早いと切れの良いサウンドを作りやすくなります。
  • Low - 反射の低周波の減衰をコントロールします。値が大きいほど、低周波数の減衰が速くなります。
  • High - 反射の高周波の減衰を制御します。値が大きいほど、高周波の減衰が速くなります。 

ダッキング機能は多くのリバーブでついていることも多くなってきましたが、リバーブと元の信号の重なりによる明瞭度が下がるのを回避します。クリーンな信号を押し出し、パンチやアタックを失わないよう設計されています。使用すると、新しいドライ信号がプラグイン入力に入力されるたびに、ウェット信号レベルが自動的に下がります。 

  • Depth - ウェット信号抑制の量を制御します。  
  • Time- ウェット信号レベルが元の状態に戻るまでの速度を決定します。 
Depthはどれくらいコンプレッションを加えるか、Tmeはリリースタイム。ミニマルな機能で単純明快。

フィルター

ハイパス フィルターとローパス フィルターをできるだけ正確に設定するために、Morphverb には詳細なリアルタイム スペクトログラムが装備されています。 

・HP   HighPass - 残響信号の低周波数 (20Hz ~ 5kHz) をカットします。

・LP - LowPass - 残響信号の高周波(0,2 ~ 20kHz)をカットします。 


フィルターは至って通常のフィルターですが、リアルタイムでリバーブ信号がスペクトログラムで表示されるのでどの周波数が鳴っているかなどがわかりやすくなっています。因みにカットといってもその周波数以下の信号がなくなるわけではありません。

また、リバーブに関連するエフェクトパラメータも充実しています。

・width - このノブはリバーブのステレオ幅を設定します。 0 がデフォルトで、-100% はリバーブをモノラルにし、+100% はリバーブをさらに広くします。 

・PreDelay - MorphVerb の PreDelay 時間を制御します。
これは他のプラグインでも同様ですが使用のタイミングを見極める必要があります。


サイズ- シミュレートされた空間のサイズを設定します。

モジュレーション機能もあります。どちらかというと自然な揺らぎのために設計されているようです。

Modulation - 内部変調の量を設定します。これにより、リバーブサウンドが豊かでリアルになります。

また、ウェット信号のサチュレーションオプションなども用意されています。

・Saturation - ウェット信号の 飽和量を設定します。     
・Compression - ウェット信号の 圧縮量を設定します 。 




評価

純粋なリバーブプラグインとしては非常に使いやすい部類に入るかと思います。特に空間の響きのイメージがなんとなく頭の中にある人にとっては実査の空間のブレンドというコンセプトは非常にわかりやすいと思います。一般的なリバーブタイムやDifusionによるコントロールは知識がないと少しわかりにくさがあったりします。(音で聞けばよいということもあるかもしれませんが)少し部屋狭くしたいといったイメージがワンノブでグラデーションで(ここが重要。部屋の種類のプリセットボタン自体は他のプラグインについてあることも良くあります。)変えられるのはなかなか便利だと思います。要は複数のパラメータが内部で破綻なく連動して動くという訳ですね。
スプリングからチャンバー、ホール、教会、宇宙まで一通り網羅しているだけでなく、そのリバーブの性格を一つのノブで探し当てられるのはユニークな機能。プリセットも優秀で良く調整されているものが多くプリセットベースで微調整すればあまり慣れていない人にとってもお風呂になりにくいところも良し。一点留意したいのが、あくまでアルゴリズムによるパラメータコントロールということ。教会などに顕著なのですがアルゴリズムによるものなので響きが少し整いすぎていると思うところもあります。裏返しで響きが扱いやすく使いやすさもあるので一概に悪いものではないとは思いますが。(筆者が評価している現実の空間sミュレーション系のリバーブのひとつにInspirataがありますが、それと比較すると実際のIRに基づくリバーブの響きはカオスのような複雑な響きがありますがそういったものが薄い気がします。なお音の優劣の話ではありません。)
また、フィルターなどもEQ表示ではなくスペクトログラムなのですが、意外に新鮮で見やすさがあります。また、ダッキング等、エフェクトの響きを制御するパラメータが充実しているのでリバーブテイルの制御や必要な分のエフェクトになるように調整するといったこともしゃすくなっているかと思います。

ここからはクリエイティブな視点ですが、モーフィング機能に関して、リアルタイムコントロールには対応して設計されてるのでしょうか。筆者もメーカー製品のコンセプトについて熟読しておりますが、そういったことは特に書かれてはおりません。確認したところ設計上はゆっくりであればリアルタイムで空間を移行することはできるようです。しかし、後述のCometのような劇的な操作にはノイズがのり、対応していないように考えられます。
もしかするとそのようには設計されていないのかもしれません。手動でざっくりと動かすのは難しく、オートメーションなどに限定されそうです。例えば、Polyverse「Comet」は明確にそれを推奨しているのでそれと比較してみるとMorphVerbはさほど推奨しているわけではなく対照的かもしれませんが、今後そういった動的なコントロールに対応してくれると(ちなみにこのメーカーは現状ライフタイムアップデート)また、面白そうです。総じて得られるパフォーマンスと手軽さ、煩雑さのたい多機能性とリバーブの選択肢としては悪くない製品で耳で聴き感覚で響きを調整するタイプの人にとっては使いやすく実践向きといいますか、バランスの良いリバーブプラグインだと思いますね。

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