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【Review】Plugin Alliance「Brainworx bx_console AMEK 200」レビュー(マスタリンググレードのチャンネルストリッププラグイン・機能と使い方・AMEK EQ 200との周波数特性の違いなどについての考察・評価・セール情報)

2024年6月29日土曜日

DTM製品レビュー

Plugin Alliance「Brainworx bx_console AMEK 200」レビュー(マスタリンググレードのチャンネルストリッププラグイン・機能と使い方・AMEK EQ 200との周波数特性の違いについて・評価・セール情報)

製品情報

 

アナログ名機の夢のサウンドを解き放つ
Brainworxのbx_console AMEK 200は、AMEK EQ 200、AMEK Mastering Compressor、bx_console AMEK 9099のゲート/エクスパンダーのサウンドを組み合わせたコンソールプラグインです。実機ではパーツを物理的に統合する複雑さや、ハードウェアというフォーマットに起因するコストがありますが、bx_console AMEK 200はそれらの障壁を取り除いた、夢のようなプラグインなのです。

 

80年代のマスタリンググレード機器の透明感とアナログ感が融合
bx_console AMEK 200は、Rupert Neve氏設計のAMEK 9098iマスターコンソールのサウンドを再現したbx_console AMEK 9099の後継製品です。アナログモデリングされた回路によって、bx_consoleが得意とするアナログ感をこのチャンネルストリップに与えてくれています。最適化されたGUIレイアウトが特徴のbx_console AMEK 200は、80年代のマスタリンググレードのアナログハードウェアのような透明感、精度、ディテールで、音楽をミックスしたりマスタリングすることができます。

 
AMEK EQ 200とAMEK Mastering Compressorの明瞭さを獲得
bx_console AMEK 200のEQセクションは、AMEK EQ 200の5バンド版を統合、70年代と80年代の伝説的なパラメトリックEQの個性的なサウンドを再現しています。このプラグインには、BrainworxのAMEK Mastering Compressorのコンプレッション回路も含まれており、人間の耳のように自然で対数的にオーディオに反応します。これらのオーディオプロセッサーは、揺るぎない明瞭さでよく知られています。

 


ミックスとマスタリングのワークフローを簡素化
複数のプラグインを行き来する煩わしさに別れを告げましょう。bx_console AMEK 200は、ミックスとマスタリングの幅広いタスクを処理できるように設計されており、付属のツールを個別に使用するよりもCPUパワーを消費しません。これにより、コンピュータのリソースを解放し、プロジェクトのクリエイティブな側面に集中することができます。

 

ミックスにリアルなアナログ・バリエーションを加える
bx_console AMEK 200は、実際のアナログハードウェアに見られる部品の個体差を正確に再現する、Tolerance Modeling Technology(TMT)を搭載しています。このテクノロジーは、アナログ機器の魅力である微妙な変化やニュアンスを捉えてくれます。その結果、bx_console AMEK 200で処理された各トラックは、まさにアナログコンソールの各チャンネルのように振る舞い、ユニークな特性を発揮してくれます。

 


  • 主な機能
  • bx_console AMEK 9099のゲートとエクスパンダーを搭載
  • AMEK Mastering Compressorのサウンド
  • AMEK EQ 200をベースとした5バンドのフルパラメトリックEQを搭載
  • 4つのシェルビングフィルターを搭載
  • VCAクリッパー付リミッターモジュールを搭載
  • ハイパスとローパスのフィルターモジュールを搭載
  • 複数のフィルターとEQモジュールのルーティングオプションを搭載
  • 72のTMT*チャンネルを搭載 (*Brainworxの特許登録済 “Tolerance Modeling Technology” US Patent No. 10,725,727)
  • Mono Makerノブで低域をモノラルにまとめることが可能
  • Stereo Widthノブでステレオイメージを広げたり狭めたり調整可能
  • 入出力とゲインリダクションのメーターを搭載
  • 入力ゲイン、位相反転、ミュート、パン、出力ゲインコントロールを搭載
  
その他詳しい内容は製品ページも確認してみてください。

Brainworx bx_console AMEK 200の機能と使い方


Brainworx bx_console AMEK 200はAMEK EQ 200、AMEK Mastering Compressor、bx_console AMEK 9099のゲート/エクスパンダーのサウンドを組み合わせたコンソールプラグイン。透明で精細なキャラクターと実際のアナログハードウェアに見られる部品の個体差を正確に再現するTMT機能を搭載し、ミックスとマスタリングのどちらにも対応することができます。画面を見るとAMEK EQ 200に基づくEQセクションとbx_console AMEK 9099のゲート/エクスパンダー、AMEK Mastering Compressorのコンプレッサーという組み合わせ帆余暇にクリッパーや低音モノラル処理用のノブとステレオイメージャーが搭載。また、おなじみのTMTも用意されています。これはハードウェア部品の個体差を再現したものでしくみとしては周波数特性のちょっと変えるバリエーションということになります。具体的には何に使うのかといえばトラックごとに別のTMTを選択してミックスにハードウェアらしさともいえる個体差を表現するなど。


それぞれのストリップについてみていきましょう。まず、EQに関しては大元のEQとほとんど共通したパラメータコントロールが用意されています。筆者もいくつかのパラメータを操作してEQ特性を分析してみましたが、Q、ブースト、カットの挙動がほとんど一致しています。そのため、AMEK EQ 200と共通する内容ということになりますが、全体的に滑らかで自然なEQの挙動で大胆にキャラクターを変え味付けをするというよりはおとなしめのEQですね。元のサウンドをマイルドにしつつ少しハイを出す、あるいはソフトにするといった微調整がしやすいEQだと思います。



コンプレッサーは実のところAMEK Mastering Compressorと基本的に挙動は似ていることは確認出来ましたがイコールではありません。というのもパラメータの数が全く異なるからです。特にAMEK Mastering Compressorの最先端の機能ともいえるアタックの3種類の検出回路によるコンプレッションは簡素化されて操作できなくなっています。そのため、操作できることやコンプレッションのアプローチは全く異なり別物ともいえるもので~風ととらえた方が適切かもしれません。AMEK Mastering Compressorはコントロールが一般的なコンプレッサーよりも選択肢が複数あるため使いこなすのがやや難しい印象があるので、Brainworx bx_console AMEK 200に搭載されているコンプレッサーとはユースケースが違うコンプレッサーだと思います。ちなみにはBrainworx bx_console AMEK 200にはAMBINCというリッスンボタンも用意されています。


ゲートに関してもいくつかパラメータを確認してゲーティングの挙動を分析してみましたが、ほとんどのパラメータが両者に共通していることもあり、処理もbx_console AMEK 9099おおよそかなり近いようです。
ままた、最終段のV Gainは周波数特性にうねりを加えることが出来、サウンドにキャラクターを加えることが出来ます。





評価

3種類の定評のあるプラグインの組み合わせということですが、それぞれのプラグインのいいところどりをしたと簡単にいうことが出来るかどうかは議論の余地があります。
例えば、AMEK EQ 200と純粋にプラグイン同士で比較してみるとEQはほぼそのままの性能で、コンプレッサーとリミッターエクスパンダ―などダイナミクス系が追加搭載されたという印象で、そういったことを踏まえて誤解を恐れずに言うならばほぼ上位互換になるかもしれません。また、スレッショルドとVAゲインが付いているというのが実は重要で、これによってAMEK 200にはない周波数特性の変化やゆらぎを作ることが出来、(所謂アナログライクということなのでしょうか)サウンドのバリエーションを作ることが出来ます。bx_console AMEK 9099もゲートのみの移植になりますが、おおよそ同じものが搭載されていると考えて良いでしょう。ただし、AMEK Mastering Compressorに関しては大元にあった革新的な機能が簡素化されているので細かい信号の検出をこだわりたい場合にはこのプラグインではなくAMEK Mastering Compressorに頼るべきだと考えます。筆者の感覚だとAMEK EQ 200の強化版ということで評価するとしっくりくるように感じます。総じてみると尖った機能が搭載されたプラグインというよりもオールラウンドな使いやすさは確かに感じられ、バランスの良い完成度の高いアナログスタイルのチャンネルストリップとということは出来ると思います。ステレオコントロールもできるようになっているので、ミックスのより幅広い範囲に対し、このプラグインで対応できるという印象がありますね。


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このメーカーはラインナップごとに定期的にセールが行われていることがあるので確認してみてください。



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