【Review】 Universal Audio「Capitol Chambers」レビュー(Capitol Studiosの地下にあるエコー チェンバーを忠実に再現した世界で唯一リバーブエミュレーションプラグイン・機能と使い方・他製品との比較・評価)

世界最高級のエコーチェンバーのサウンドを体験してください

Mac および PC 上のあらゆるサウンドカードとの互換性を実現

Capitol Chambers プラグインは、これまでに作成された最も人気のあるエコー チェンバーを驚くべきエンドツーエンドで再現し、比類のないゴージャスな Hi-Fi アンビエンスを提供します。

レイ・チャールズからフランク・シナトラ、ベックからミューズに至るまで、ロサンゼルスの象徴的な国会議事堂の下の地下空間は、何十年にもわたって比類のないゴージャスなハイファイ環境を提供してきました。長年にわたる研究開発とCapitol Studiosとの緊密な協力を経て、ユニバーサルオーディオは、これまでに作成された最も人気のあるエコーチェンバーの驚くべきエンドツーエンドの再現であるCapitol Chambersプラグインを自信を持って発表します。 

象徴的なエコーを簡単にキャプチャ

UA は、ヴィンテージの全指向性 Altec 21D マイクやカスタム スピーカー/ホーン構成、および全指向性 Shure SM80 を使用した現在の「最新の」構成を含む、Capitol のチャンバー内のマイク/スピーカーのセットアップを正確にエミュレートするために、60 年代初頭の歴史的な技術図を入手しました。これらはすべてオリジナルのヒット作のままです。 -ポジションを作ること。 

前例のないアンビエンス コントロールで作成

Capitol Chambers のポジション スライダーを使用すると、空間応答と時間応答を次のレベルで制御でき、チャンバー マイクの位置を変更できます。最大距離のストックポジションから、スピーカーからマイクへのダイレクトエフェクトや近接特性まで、Capitol Chambers はボーカルやドラムを微妙に厚くしたり、これまで録音された中で最も自然で複雑なサウンドのリバーブで弦を浸したりすることができます。

UA のダイナミック ルーム モデリングを探索する

UA の受賞歴のある Ocean Way Studios プラグインと同じテクノロジーを活用した Capitol Chambers は、物理モデリングと高度な測定技術を独自に組み合わせた UA 独自のダイナミック ルーム モデリング テクノロジーを使用しています。標準のコンボリューションリバーブは音のスナップショットしか提供しませんが、ダイナミックルームモデリングはCapitol Chambersにほぼ無限のアンビエントの可能性を与えます。 

さらに深く進む

Capitol Chambers はヴィンテージの再現を超えて、プリディレイ、ドライ/ウェット ミックス、ディケイ コントロールなど、現代の DAW ワークフローにクリエイティブな機能を提供します。80 ～ 750 Hz のスイープ可能なフィルターにより、チャンバーに入る濁った低音を最小限に抑えることができ、低音、高音、比例 Q 中帯域により、チャンバーの豊かな雰囲気を完璧に味付けることができます。 

オールスター アーティスト プリセットを活用

The Capitol Chamber のプラグインには、故アル・シュミット (レイ・チャールズ、スティーリー・ダン)、マーク・リネット (ザ・ビーチ・ボーイズ、ロス・ロボス)、フランク・フィリペッティ (マドンナ) など、グラミー賞受賞エンジニアやプロデューサーの驚くべき名簿から注意深く作成されたプリセットが含まれています。 、ポール・マッカートニー）、ダレル・ソープ（ベック、レディオヘッド）など。 

特徴

12/1まで。

Universal Audio「Capitol Chambers」はCapitol  Studioのエコーチェンバールームをシミュレートする市場で唯一のリバーブプラグインです。コンボリューションリバーブではなく、インパルスレスポンスと物理モデリングを組み合わせたハイブリッドモデリングリバーブです。

非常に面白いのが、現在だけでなく60 年代初頭の歴史的な技術図に基づきチャンバー内のマイク/スピーカーのセットアップを正確に再現することで当時の録音環境まで再現してしまうという徹底ぶりです。2,4 , 6,7を書かれたチェンバーにはそれぞれ全体的なルームサイズ、チェンバー内のスピーカーの種類と配置、マイクの配置の違いがあります。(設定を変えると扉が開く演出付き。)

機能としてはルームセッティングやマイクの種類をセレクターでそれぞれ選択することができ、マイクポジションをスライダーでコントロールすることが可能になっています。近づけることで近接効果も再現されているようです。

セッティングによって全く異なる響きになります。ものによってはかなり分厚くリバーブがかかるので多くの場合ミックス量等のコントロールは必須になります。(割と大胆にかかる印象です)ディレイはプリディレイとディケイとおなじみのパラメータ。リバーブのフィルターシンプルです。ステレオコントロールが出来るようになっているので、空間の大きさもこのプラグインでコントロールすることができるようになっています。ウェットソロボタンはット・ソロは、プラグインを100%Wetにするオプション。(オンの時は、Dryシグナルはミュートされ、ミックスコントロールは、無効になります。)

リバーブのシミュレーションにより自分の思ったセッティングのリバーブを用意出来るというところが非常に魅力的なところ。ルームセレクトによって全くことなる響きが得られるだけでなくマイクの種類やポジションによって、正確が180°変わるので、非常に多用途で柔軟性があります。

唯一のリバーブということで同モデルで比較することのできるものはありません。(そう一体意味でも唯一無二の価値があるリバーブプラグインであることは間違いありません)しかしながら、この独特の音響特性を比較するためにド同じくUADプラグインシリーズでリリースされている唯一のチャンバーリバーブプラグインであるHitsvilleによる唯一とライセンス付きのリバーブHitsville Reverb Chambersと比較してみるのも妥当と考えます。Hitsville Reverb Chambersはモータウン等で知られるHitsville USA スタジオの屋根裏のチャンバーのリバーブのエミュレーション。

セットアップによって特性も異なりますので、概略的にはなりますが比較してみると大きな違いとしてはリバーブの明瞭度やリバーブテールの性格があげられ、全く別物といえます。(環境が全く異なるため当たり前かもしれませんが)Capitol Chambersは全体的に暖かみと重要感のあるリバーブが特徴で、非常に立体的な質量感を感じさせる特徴があります。そのため、リバーブ量は非常に注意して使用することが推奨されるかもしれません。一方でHitsville Reverb Chambersは非常にリバーブテイルが繊細で、高音まで聴きとれるような透き通ったサウンドが特徴であり、さらさらとしたリバーブが特徴的。用途によって異なりますが、ロックやハードなスタイルにはCapitol Chamberは非常に良い仕事をするかもしれません。

最安値は99ドルです。また、バンドルで入手すると安くなる傾向がありますのでチェックしてみてください。