【Review】Audialab「Emergent Drums 2」レビュー(最先端の人工知能により独自のロイヤリティフリードラム サンプルを生成するAIサンプルジェネレーター・バージョン2の新機能・評価・最安値とセール情報)
【Review】Audialab「Emergent Drums 2」レビュー(最先端の人工知能により独自のロイヤリティフリードラム サンプルを生成するサンプルジェネレーター・バージョン2の新機能・評価)
製品情報
Emergent Drums は、最先端の人工知能を使用して斬新なドラム サンプルを生成する新しい音楽プラグインです。
すべてのサンプルはゼロから作成されます
当社の AI は多種多様なサウンドでトレーニングされており、完全にユニークなドラム サンプルを生成できます。サウンドの生成にソース録音は使用されていないため、各サンプルは真にオリジナルです。
無制限に作成
好きなだけサウンドを生成し、好きなように使用できます。あなたが作成したサウンドは、ロイヤリティフリーで使用できます。
その他製品の情報は製品ページを確認してみてください。
機能紹介
Audialab「Emergent Drums 2」はAIによってドラムキットの楽器(バスドラム・スネア・ハイハット、クラップその他)ドラムサンプルを自動的に生成することができるプラグインです。
新機能について
新しいAIモデルの追加
Emergent Drums 2ではAIモデルが2種類に増え、Emergent Drums 2「Crunchy」「Creamy」の2 つのモデルが登場。歯切れの良い高品位なサウンドを生成する、まったく新しい次世代音源 AI モデル「Creamy」が新たに追加されました。「音質は驚異的で、それを聞くだけで信じられます」とのこと。音の性格としてはアナログライクなサウンドといったところでしょうか。いずれにしても音のバリエーションが増えて生成できるパターンが格段に増えたといえます。
サンプルインポート機能
ディープ サンプリング テクノロジーを統合しました。独自のサウンドをドラッグして、バリエーションを加えます。ディープ サンプリングが行われる前は、新しいサウンドを取得するには、サウンドを録音するか合成するかの2 つの方法しかありませんでした。今では第三の方法があります。ディープサンプリングを使用すると、既存のサウンドを分析し、他の方法では存在し得なかったまったく新しいサウンドに変換できます。これはまさに革命的であり、サウンドデザインのすべてを変えます。
ついに追加されたサンプルインポート機能。これは自前のサンプルをインポートしてそれに基づくバリエーションを自動生成できるというもの。
他にも以下のような追加が行われています。モデルタイプをパッドごとに選択できたり、と柔軟性が上がりました。これまでサンプルレートが固定だったのですが、DAW上のレートでエクスポートできるようになったのは非常にうれしい。
- チョーク グループを追加
- パッドの「ロック」機能を追加し、すべてを再生成して維持できるようにしました好みのサウンド
- キーボード ショートカットと右クリックのコンテキスト メニューによるコピー/ペーストを追加
- モデル タイプの選択が各パッドのオプションになりました
- プリセットはディレクトリに保存できるようになり、プラグイン内のツリー ビューで参照できるようになりました
-ドラムサンプルはプロジェクトのサンプルレートでエクスポートされるようになりました
- 社内およびコミュニティからの大量の新しいプリセット
機能紹介・使い方
Audialab「Emergent Drums 2」プラグインとして立ち上げると以下のような画面で表示されます。これはパッドのようにドラムキットが配置されており、通常のドラム音源としてもしようできるような設計になっています。ドラムプリセットもヒップホップなどスタイルに応じたプリセットが用意されているので、そのまま使用することも可能。
それぞれのパッドにアサインされたサンプル(あるいは新規)に対し、生成するサンプルのカテゴリー(通常のドラムキットの他にグリッチ・ノイズなども用意されています。)Crunchy、Creamyといった音の質感を選択するパラメータをいじり、生成します。元のサンプルに似た、あるいは似せないでランダムにするといった度合いをスライダーで調整できるので、バリエーションの類似性をコントロールできるのが特徴。それぞれのサンプルはスライサーのように再生範囲を選択できるほか、アタックの度合い、リリース、そしてクリップの度合い、そしてサンプルの周波数帯域を後から変更可能。
生成したサンプルは履歴に残るので、サンプル画面下の矢印ボタンで遡り可能。他、定位やピッチのコントロールも可能。
サンプルはディレクトリ保存の他、DAWにドラッグアンドドロップすることが可能になっています。サンプルインポートの場合はサンプルを画面上にドラッグアンドドロップすることで同様に生成可能。
まとめ・評価
サンプルの傾向としては電子音が中心ですが、非常にバラエティがあり、ヒップホップ系からダンスミュージック系まで様々なジャンルに対応。また、手持ちのサンプルに類似したものを生成できるだけでなく、そのサンプルのアタックなどの調整ができるので便利です。サウンドもガバキックのようなサウンドや解像度の高い棘があるようなサウンドもしっかり生成できるので、実用性があります。ノイズやグリッチが非常に面白いので、そういったものを生成するといった目的で使っても悪くないですね。インポートはドラムに限定されておりますが、一応他のサンプルでもロード自体はできるようです。最も気になっていたところですが、実験としてアコースティックサンプルをロードしてみましたが、電子ドラムのサウンドに変換されるのかデジタル風に近づいて生成されるようですね。それはそれで面白いかもしれません。ベースを入れてみたところ、親和性が高いのか似たようなキックが出てきましたが、ピアノのワンショットなどはアルゴリズムにないからか全く別物が生成されました。今後他のワンショットに対応したら面白いことになりそうですね。