【Review】Heavyocity「Damage Guitars」レビュー(エレキギター音源)
メーカー情報
ダメージ ギターズは、巧みに作られたヘヴィなギター トーン、顔がとろけるようなリフ、豊かでクリーンなギター、そして完璧なパフォーマンスの爆発的なコレクションです。リズムとエネルギーが溢れ、キューを起動して内なるギターの神を解き放つ準備ができています。
Heavyocity の共同創設者である Neil Goldberg の元ツアーメタルギタリストとしての幅広い経歴を活かしたこの広大なバーチャルインストゥルメントは、「カスタムショップ」の Gibson、PRS、Fender、Jackson、Ernie Ball を含む彼の多様で印象的な伝説のエレキギターのコレクションを使用して構築されました。 。5 つの象徴的な真空管アンプを介して供給されるギター ペダルの折衷的なラインナップで処理および彫刻され、真のプロダクション対応品質のトーン、雰囲気、態度を保証します。各楽器がそのまま録音された後、Heaviocity のスーパーチャージされたシグナル チェーンでさらに処理され、膨大な量のギターの魔法が実現されました。このすでに優れたコレクションをさらに高めるために、Heaviocity チームは各ギター リフに完全に一致するベース トラックを細心の注意を払って録音しました。
1,200 を超えるソースがすべて強力で直感的なエンジンに収められており、Damage Guitars はあらゆる色域をカバーし、革新的な一連の猛烈なリフ、きらめくクリーントーン、エキサイティングなトランジション要素を、演奏可能で直感的かつ柔軟なフォーマットで提供します。指先。「Kontakt 搭載」インストゥルメントとして、Damage Guitars は最新バージョンの Kontakt 6 または無料の Kontakt 6 Player を通じて、すべての再生機能とサウンドシェイピング機能を提供します。
特徴
- 3,690 以上のサンプル
- 1,200以上のソース
- 468 テンポ同期ギターリフ & FX
- 288 ギタートランジションとリフビット
- 14 の再生可能な映画のようなギターとテクスチャ
- 192 テンポ同期ベースリフ
- 240のベーストランジションとリフビット
- 117 のカスタムデザインのプリセット
- 2 つのユニークなエンジン:
- ダメージギター
- リフの 3 つの異なるキー (D、A、F#) の 3 つのプリセット
- 3つのバンクのソースをロードするための直感的なブラウザ
- ギターとベースのリフのマッチング
- ダイナミックなマルチパラメータコントロールのためのMACROノブ
- 演奏可能なギター
- 4 つのスコアリング スタイルで演奏できるギター
- 4 ppp で演奏できるギター
- 4つのテンポ同期リバース・アンビエンス
- 2 アンビエントディストーションパッド
引用元:Damage Guitars
機能紹介
Heavyocity「Damage Guitars」には4種類のパッチが用意されています。3つはD、A、F#のキーで収録されたリフパターンを収録したプリセット(Damage Guitar)。最後のパッチはソロのパッチで、キーボードモードで演奏可能な(ピアノのように鍵盤通りの音で鳴らせる)パッチ(Playable Guitar Textures)。全てのパッチを合わせて約10GBとなかなかのボリュームになっています。ソロ演奏用のパッチは複数のラウンドロビンで音色プリセットの中から4種類を選択し、好きな時にキースイッチで音色を変えることができます。一番容量が多いパッチでもあります。マイクも多くサンプル数が多くしっかり録られているからでしょうか。クリーン系が多くを占めていますが、ディストーション系だけでなく、アンビエント系の音色も用意されています。マイクのミキシングエリアではメインとエコーとアンビエンスの3チャンネルが用意されており、バランスの調整が可能独立してアウトプットに送信されます。ゲートやアルペジエータも用意されていますがこちらは特に注目するほどの新しさがあるわけでもなく一般的。
エフェクターはフィルターや空間系、ディストーション等が用意されています。ディストーションはTWISTというモジュレーション系のエフェクトも用意されています。
まとめ・評価
演奏可能なギターパッチは容量も6GBを超えており、音もリアルですが、アーティキュレーションが充実している訳ではないので、他の製品と競合する可能性もありますので、リフのパッチが非常に優れていますのでこちらを目当てにした方が良さそうです。(この2種類のパッチが連動しているわけでもなさそうなので、別の楽器としてみた方が良さそうです。)演奏可能なギターパッチはクリーンギターの音色がメインで用意されているので、プログレッシブ系等も視野に入れることができるといった点では恩恵は受けられるとは思います。これらの2種類のパッチが音色やフレーズ等が対応して統合されているわけでもなく、完全に独立しているところはプロユースのやや厳しい目でみるならば少し惜しいところかもしれません。
やはり目玉はあらかじめフレーズが用意されたリフのパッチだと思います。非常にリアルで汎用性の高いギターリフがそろっており、ヘビーメタルでおなじみのFX等もしっかり用意されているので、これらを組み合わせることで完成度の高いギター演奏が容易で来てしまうのは確かに便利です。また、マクロによるリアルタイムコントロールやアンビエント系のパッチも用意されているので、(このメーカー自体がそういった傾向がありますが)スコアリング系の用途として使用する際にフィットしやすいように設計されていると思います。深くコード進行を考えずとも上手く収まるようなフレーズが多い印象があるので、非常に使いどころの多いライブラリだと思いますね。ギターの演奏をしない人にとってもギター特有のコントロールをする場面も少ないので使いやすく設計されています。