【Review】audiomodern「loopmix」レビュー(スライサー、ループマシン・使い方・評価・最安値とセール情報)

【Review】audiomodern「loopmix」レビュー(ループマシン)



メーカー情報



スタジオと即興ライブ パフォーマンスの両方のために特別に構築されたループ マシン。最大 6 つのループをロードし、Loopmix がシーケンサー、リアレンジ、リバース、密度、ボリューム、ピッチに基づいて無限のバリエーションを生成できるようにします。ランダムにヒットするか、独自のランダム化アルゴリズムを使用します: リミックス、インフィニティ、ディスインテグレーション モード、トラック ベースのランダム化、一時的なランダム化など... 




スマート多機能キーボード


ロードされたサウンドの異なるリミックスで満たされた、最大 2 オクターブのキーを自動的に生成します。キーを押すだけで、そのステムとシーケンスをトリガーしたり、リミックスを即座に保存してロードしたりできます。市場で入手可能な唯一のスマート キーボードです。

動的プリセット


通常のプリセットとは異なり、各 Loopmix プリセットは、ボタンをクリックするだけでバリエーションとリミックスのエコシステムに変換できます。サウンドまたはプリセットをロードし、[生成] をクリックして、Loopmix が一度に最大 24 の異なるリミックスを提案できるようにします。同じリミックスはありません...

独自のパックを作成する


高度な Samples and Presets Manager を使用すると、独自のアートワーク、名前、説明、およびタグ付けをすべて使用して、独自のパーソナライズされたパックを作成し、エクスポートして別のデバイスまたは別のユーザーと共有できます。Loopmix パックは、サンプル、パターン、およびリミックスをキャプチャするため、エクスポートするすべてのパックは設計どおりになります。ワンクリックパックのエクスポートとインポートですべてを実行できます。本当に速いです。




特徴
  • 自分のサウンドをロードする
  • 無限の異なるリミックスを生成
  • 1.6 GB の内蔵サウンド
  • 180の内蔵プリセット
  • 6 X インテリジェント シーケンサー トラック
  • 高度なプリセット & パック マネージャー
  • 高度なサンプル マネージャー
  • サウンドを含む独自のフォルダーをインポートする
  • 独自のランダム化パラメータ
  • ランダム化の複雑さ
  • アンカー トラックのランダム化
  • 一時的なランダム機能
  • シグネチャー インフィニティ モード
  • 崩壊モード
  • ポリポニック&モノフォニックモード
  • 再生 & キーボードモード
  • グリッドにスナップ オプション
  • 真新しいスマート多機能キーボード
  • キーボードでステムとシーケンスをトリガーする
  • 最大 24 個の自動リミックスを生成
  • キーを押すだけでリミックスを保存
  • キーを押すだけでリミックスをロード
  • ミキサータブ
  • MIDI ステムとパターンをドラッグ
  • オーディオのステムとパターンをドラッグ
  • 独自のパックを作成する
  • ジャンル別タグプリセット
  • ドラッグ エクスポート/インポート
  • 高度な MIDI CC/マッピング エディター
  • 同じパターンは 2 つとありません
  • 無限のインスピレーションと音楽の多様性を提供
引用元:loopmix

機能紹介


audiomodern「loopmix」にはスタンドアロンとプラグインが用意されたスライサー&ループマシン。プレイバックではなく、ライブラリ参照型のサンプルインポート方式です。6トラックが用意されています。サンプルセットがあらかじめ収録されたプリセットパックが用意されており、セットでサンプルをロードすることもできます。また、自前のサンプルパックのセットをフォルダ参照することで使用することももちろんできます。トラックごとにサンプルを変えられる他、サンプルをランダムで交換することも可能。ちょうどプラグインのプリセットを変える動作でサンプルが変更できるわけです。自前のサンプルフォルダのロケーションを記憶させることもできます。タグや作ったループパターンをパックにしてプリセットとして保存も可能。タグ付けも。

シーケンサーについて

シーケンサー機能としては4小節からなるシーケンスレーン(それより長い場合自動的にトリムすることができます)上でスライスの数をトラックごとに最大64まで設定することができます。また、サンプルのループを一つ前にずらすこともできます。(OFFSET)


シーケンサーレーンは4種類の機能があり、サンプルを間引くことができるSequencer、スライスしたサンプルを自在に並べ替え組み替えられるRearangs、任意のステップを逆再生できるReverse、スタッター効果を生むDensity、ヴォリューム、そしてステップごとに設定できるピッチシフトです。あまり細かくし過ぎるとCPUを大きく消費して場合によっては落ちます。


Rearrangeでは使いたいステップシーケンスを該当するステップにドラッグアンドドロップすることで変更できます。Windowsの場合右クリックでステップの変更を解除できます。非常に直感的な操作でこの操作であれば操作中にミスもしにくいので良いですね。





ピッチに関してはうれしいことにスケールロックができるようになっているという親切設計。
また、ランダマイズ機能も大変優れています。真ん中の赤い丸が全体のランダマイズとなっており、左側の2つのボタンで通常のランダマイズとマイナーチェンジ(少しのステップしか干渉しない)のランダマイズのアルゴリズムを切り替えられます。右のボタンはランダマイズのプレビューモード。また、トラックごとにランダマイズをかけたり、シーケンスエフェクトごとにランダマイズをすることもできます。
ミキサーも用意されています。
また、キースイッチではそれぞれのトラックのステムやミックス全体を再生することや、それぞれのシーケンスエフェクトのかかったヴァージョンをトリガーすることで再生することができます。これがライブパフォーマンスにも使えるといったところですね。また、ランダマイズした際に、リミックスキースイッチにも勝手にパターンがアサインされます。気に入ったものがあれば、それをロックすることでそのパターンだけ残しておくこともできます。
そして極めつけはサンプルをトラックごと(ステム)、あるいは全体をサンプルエクスポートできること。作業の制約なくDAWにすぐ戻して素材として使うことができるわけです。

評価

スライサーでいうと有力なプラグインとしてGeist2等もありますが、このプラグインは機能は大きく分けるとここまで述べてきたものが用意されているのですが、高速に作業を進めてよいループパターンを作り出すことに特化しています。ステップシーケンスでエフェクトをかけるといった面では操作性においてsugarbytesのlooperatorにやや雰囲気が似ているでしょう。あちらはオーディオ信号を入力してエフェクト処理をするのですが、こちらはサンプルをロードして処理をします。あちらと異なり、loopmixはDJプレイのようなエフェクトプラグインではありませんが。
操作性が抜群で、よく考えられていて、機能も盛りだくさんですが、ほとんどの処理に関して瞬時に作業ができるように設計されているのが特徴。ここまで機能があって、使いやすいのはアドバンテージでしかありません。

サンプルを瞬時に他のサンプルと入れ替えられるだけでなく、サンプルのオフセットにより一個ずらししたり、再生速度を変えたり。これあかんな、次。ができるのですね。パックにカテゴリ等でまとめておけば、別の似たようなループサンプルにすぐ取り換えられる。スライス数もトラックごとに変えられたりと作り込みの可能性がとても高いです。さらに、audiomodernのトレードマークともいえるランダマイズ機能もこのプラグインのワークフローとマッチしています。ランダマイズには通常のランダマイザーとマイナーチェンジのためのランダマイザーという2つのアルゴリズムがあり、変えたくないものニ関してはロックができるのでランダマイズに創作の全てをゆだねてしまうことがありません。(audiomodernはこの管理された偶然性とでもいいますか、ランダマイズの設計があくまでクリエイターの制作の補助としての役割を果たせるよう上手く設計している気がします。)2022年にリリースされた製品でしたが実用性の高さがあり十分に主力になりえる、ポテンシャルの高さを感じます。スライサーとしては大変優秀でループベースで音楽を作成することのある多くの人におすすめもできる強力なループマシンですね。


セール情報

税抜き39ドルが最安値でした。

この記事が気に入ったらフォローしてね!