【Review】handheldsound「MAD – RockScore」レビュー(ドラムライブラリ、評価等)


handheldsound「MAD – RockScore」レビュー(ドラムライブラリ、評価等)


メーカー情報

MAD – RockScoreは、オーケストラまたはハイブリッドスコア内で簡単にブレンドできるように設計されたライブラリを使用してMADコレクションを拡張します。大きなスコアリングルームで3つの象徴的なドラムキットを録音 し、音のバランスと雰囲気を最大限に制御するための独自の機能セットを開発しました。直接音が部屋とどのように相互作用するかを完全に制御できるようになり、ドラムをどのような配置にも簡単に適合させることができます。信号の流れを細かく制御することで、ドラムの未処理の生の特性を損なうことなく、サウンドを劇的に形作ることができます。


引用元:

機能の考察

オーケストラまたはハイブリッドスコア内で簡単にブレンドできるように設計されたライブラリとのことですが、オーケストラパーカッション系のドラムではありません。通常のドラムライブラリとして使えるだけでなく、Roomの広さを調整できるので、シンフォニックメタルのような壮大なサウンドでも埋もれずに作ることができます。

まず注目したいのはアーティキュレーションキースイッチの豊富さ。叩く場所を含めた様々なサンプルが、GM配列の枠組みを超えて収録されています。スネア、トム、ハイハットに至っては右手左手別のサンプルが収録されています。つまり、太鼓類のLRを完全再現できるということです。ハイハットのフットペダルの開き具合もシュミレートするとのこと。ロール等の奏法も収録されています。繰り返しヒットした後に発生する自然な共鳴もシュミレートしているとのことで響きは大変リアルです。要するに音のお尻の処理が自然でリアルということです。
ロックとありますが、ジャズ等にも幅広く使えるようですね。
ライブラリには、4つのラウンドロビン代替と、最大14のダイナミックレイヤーがあり、スネア、トム、ハイハット専用の左手/右手サンプルがあります。高く評価されているHi-Hatエンジンは、6度のオープンに近いモジュレーションを含む拡張されたアーティキュレーションを備えています。自動フットストンプと可変アタックにより、超リアルなハイハットアクションが実現します。さらに、ボイススタッキングをカスタマイズして、ヘッドルームをかみ砕くことなく、繰り返しヒットした後に発生する自然な共鳴の蓄積をシミュレートしました。

パラメータの調整に慣れていない人はEasyのUIを中心に使いましょうということでしょうか。ハイハットのアタック量等も調整できます。
ミキサー画面では、それぞれのマイク入力を調整することができます。オーバーヘッドとルームももちろん備わっています。ヘッド・ブリードを調整できることでサウンド調整の幅が広いのが特徴。
  • ルームマイクとアウトリガーマイクのパースペクティブは補助リターンとして機能するため、特定のスポットチャンネルに実際の部屋の雰囲気の任意の組み合わせを追加できるようになりました。
  • 包括的なマイクブリードマトリックスを構築しました。
  • これは見過ごされがちなコンセプトであり、さまざまな方法で信号を組み合わせて、ドラムの生のサウンドに多様性とニュアンスを加えることができます。
  • 各ミキサーチャンネルをDAWにバス接続して、独立したミキシングを行うことができます。
また、MIDIライブラリも搭載されています。

Grooveエンジンは、リズミカルなアイデアをすばやく試聴し、DAWでビルディングブロックとして、またはそのまま使用できる場所です。MAD RockScoreには、500を超えるロックおよびシネマティックコアグルーブが付属しています。各コアグルーブには 、 5つの代替パターン と 5つのフィルインがあります。AltsとFillは、それぞれのコアグルーブのコンテキストを維持しながら、微妙なものから極端なものへと変化します。グルーブは 、元のドラマーの感触を維持するために量子化 されておらず、標準のMIDIクリップとしてDAWにドラッグできます。
MIDIのドラッグアンドドロップも可能。これに関してはとりわけ驚くようなものもないですが(例えば、BFD等のようなフレーズビルド機能はありません)、制作の上で容易にドラムパターンを試せるというのは安心感がありますね。

評価

なんといっても音質がとても良いですね。また、様々なアーティキュレーションが網羅的に収録されているので、ドラムプレイをこのライブラリ上で再現することができます。そうはいうもののドラムをある程度叩いた人でないと、どのように叩くのかピンと来ず、使いこなすのはなかなか難しいかもしれません。このライブラリの特長をまとめると、カスタマイズ性の高さと豊富なアーティキュレーションによるリアルなドラムプレイができる点でしょうね。シンフォニックメタル等には最適解のひとつでしょう。

MAD-RockScore

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