UJAM「IRON 2」レビュー(ポップス・ロック・メタル向けエレキギター音源、ヴァージョンアップによる新機能紹介、評価等)
Steinberg時代からの大御所でもあり人気の高いロック向きなギターライブラリUJAM「IRON」が数十年ぶりにアップデートということで、大分センセーショナルです。
アップデートでやはり注目したいのが、Instrument Modeの実装。これまでと異なりキースイッチのコード以外のフレーズを鳴らすことができるのが革命的です。これだけで大喚起なユーザーも多いことは想像に難くないはず。
サンプル数も2GBちょいから6GBまで大増量してます。コードを生成するPlayer ModeでもSlide DownやPick Slide(イントロ時やサビ前で多用されるギュイーンというやつです)のキースイッチが用意されています。
また、パラメータも増えてます。Focusというステレオパンに似たパンニング処理ができるノブやWidth、ストンプボックスやピックアップを選べたりできるので音作りの幅が広がりました。フィニッシャーノブも追加。
そして、キースイッチに収録されているフレーズはドラッグアンドドロップでMIDIファイルとしてDAW上にエクスポートできます。フレーズは数十年後にリニューアルされただけあって、時代にあったものが増えている印象です。
そして、今回追加されたInstrument Modeではなんとキースイッチに対応しています。アップダウンはもちろんミュート、オープン、ピッキングセクションの選択やデッドノート、スライド奏法さらにはピックスライド等が用意されています。1弦から6弦までのピッキングセクションでは単音も鳴らすことができます。Trigger Modeでコードを指定し、自由にフレーズを演奏することができます。
単音を演奏するときに基本コードに対応する1-6弦を選択して入力する形なので、純粋に鍵盤配列で入力できればなお良しでした。
ひとつ気になるところといえば、前のヴァージョンでもそうでしたが、一部のエフェクターを通した時のサウンドの粒が若干迫力に欠けるものがあるところでしょうか。内蔵アンプエフェクターを外して外部エフェクター使うのもありですね。
キースイッチが多様になり、複雑なフレーズパターンを自在に作り出すことができるようになりました。スライド等の奏法も収録されるようになったので、大分前のヴァージョンとは別物になった印象があります。
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