UJAM「beatmaker GLORY」レビュー(トラップ系ベース搭載型ビートメーカー、使い勝手、他の製品との比較など)

 


 UJAM「beatmaker GLORY」レビュー(トラップ系808ベース搭載型ドラムマシン、使い勝手、他の製品との比較など)

トラップのビートメーカーがリリースとのことで導入です。

メーカー情報


GLORY は、あらゆる種類のトラップとモダンなヒップホップの仮想ビート メーカーです。ヘビーでチューニングされた 808 キックのドラムが、ビルボード チャートのトップで熱狂的なハイハットと出会います。GLORYで跳ねたり転がったりするビートを作ろう!


GLORY には、それぞれ 16 のドラム楽器を備えた 10 のキットがあります。スタイルは 20 パターンあり、それぞれ 23 パターンの既製パターンがあり、合計 460 パターンあります。プラス: 文字通り印象を残すパンチの効いた現代的なビートを作るために必要なすべてのエフェクトに簡単にアクセスできます。

特徴
  • 20 スタイル、60 プリセット
  • 10ドラム・キット、460パターン
  • MIDI ドラッグ アンド ドロップ
  • 特殊コントロール:ベースチューン
引用元:UJAM

機能紹介

基本的な使い方はBeatmakerシリーズと同様です。GM配列風のドラムキットプリセットに加え、上の音域にフレーズキースイッチが用意されています。ミックスプリセットが用意されており、キットパーツを変更したり、ピッチ調整などできるの共通。


しかし、ほかのUJAMビートメーカーシリーズとだいぶ異なるのは、808ベースが用意されていること。保続される808ベースはもはやトラップの代名詞ですが、なんとD-1-D0のMIDI入力でベースのピッチ(BassTune)を変えることができるので(円形のスライダーが動きます)、ベースのフレーズも作ることができます。これはかなり大きいですね。もちろんUJAMではおなじみミックス済みのプリセットが用意されているので、このプラグインだけでビートトラックの大部分が作れてしまいます。



キースイッチによるフレーズ生成機能ではドラムキットの他に808ベースがなります。プリセットごとに歪んだものからいわゆる808サウンドまで多種多様です。ハットはあのドリル風の定番ハットが多いですね。こちらの動画ではすべてのキットが紹介されているようです。

ハイハットはどれもTheトラップで似てるようですが、ミックスされたサウンドの傾向やパターンは多種多様です。

評価

まずベース付きというのがお得感ありますね。ドラムキットとベース併せてミックス済みなので非常に扱いやすいです。

トラップに最適とのことですが、今日ではポップスにトラップのハットが使われることも珍しくない時代ですので、ポップスにも問題なく合います。ダークなトラップビートだけでなく、軽快なポップ調のビートも用意されているので大変バランスが良いです。ベースも作れてしまうのが大きいですね。トラップをよく作る人は持っておくと便利だと思います。
キットも808等のサウンドを思わせるヴィンテージドラムマシン風なものが多い印象を受けますが、サウンド自体は古い印象は全く感じません。ミックスの違いでしょうか。
またプリセットのフレーズがゆったり系から速いものまでバランスよく用意されているだけでなく、どれもセンスの良いものそろってますね。私的な印象だとほかのUJAMシリーズより、汎用性が高いフレーズでありながらクールなパターンが多いです。
日本のトラップというプリセットもあるのが面白い。
トラップテイストの作品を作る人にはうれしいですね。ポップス系にも使えるので思った以上に使いどころが多いプラグインといえますね。