【Review】UJAM「Symphonic Elements Drums」レビュー(ドラム・パーカッションライブラリ、使い勝手、他製品との比較等)
前作のStriiiingsがなかなか良かったのでこの度導入です。
ハリウッドを思わせるパーカッションがそろっている印象。太鼓があるのがうれしいですね。それぞれのプリセットの黒鍵Hits、Metalsの部分にそれぞれ太鼓類、シンバル類が収録されています。音質迫力ともに問題なしです。さすがはハンスジンマー監修だけありますね。プリセットはシネマティックなものからヒップホップを思わせるもの、さらにはモンスターヴォイスのようなものまでさまざまなジャンルごとに分けられています。
動画にもあるようにかなりの数のプリセットが用意されています。
Low、Highのドラム2レイヤーからなっており、それぞれエフェクトをかけることができます。スイープやモジュレーションLofi等多種多様なので、いわゆる劇伴の壮大なサウンドだけでなく、ヒップホップや各種ダンスミュージックのサウンドにまで対応できている優れもの。グレインエフェクトやゲート等主張の強いエフェクトも用意されているので実はシネマティック以外のサウンドもお手の物。パーカッション系なはずですが、ハリウッド映画のモンスター系SFXを思わせるサウンドも作れます。
DRUMSは、ハンス・ジマーのパーカッシブなサンプルとフレーズの個人的なコレクションをあなたの指先に置きます。ハリウッドで試され、テストされたSTRIIINGSのこのリズミカルなコンパニオンは、誰でも映画のドラムにアクセスできるようにします。DRUMSでリズムの自然な力を呼び起こしましょう!
特徴
- 世界クラスのドラムサンプルとシーケンスの豊富なコレクション
- ランブルする準備ができて:創造的なパフォーマンスとサウンドデザインエンジン
- 53の演奏スタイル、300のサウンドデザイナープリセット
- ボリス・サルコウがプロデュースしたハンス・ジマーのリモートコントロールスタジオで録音
引用元:UJAM
機能紹介
以下の楽器が収録されています。
- スルド(Surdos)
- オーケストラバスドラム(Orchestral Bass Drums)
- オーケストラタム(Orchestral Toms)
- 太鼓(Taiko)
- ドゥンベック(Doumbek)
- フィールドドラム(Field Drum)
- スネア(Snare)
その他の鍵盤はUJAMではおなじみのフレーズ再生のキースイッチ。いわゆるドラムキットとは異なり楽器が限られている分ヴァリエーション豊富にフレーズが収録されており、フレーズ同士を違和感なくスムーズに連結しやすくなっています。太鼓等のフレーズは変に癖のあるパターンがさほど見られず、用途が一目瞭然なフレーズばかりですので、使い道がはっきりしていると思います。
Low、Highのドラム2レイヤーからなっており、それぞれエフェクトをかけることができます。スイープやモジュレーションLofi等多種多様なので、いわゆる劇伴の壮大なサウンドだけでなく、ヒップホップや各種ダンスミュージックのサウンドにまで対応できている優れもの。グレインエフェクトやゲート等主張の強いエフェクトも用意されているので実はシネマティック以外のサウンドもお手の物。パーカッション系なはずですが、ハリウッド映画のモンスター系SFXを思わせるサウンドも作れます。
中央のFinisherモードはサウンドの質感をいじるお手軽系ノブ。音の深さ等も簡単に調整できます。
評価
劇伴を扱う人は持っていて損はないと思います。シネマティックパーカッションライブラリは他のメーカーからも多数リリースされていますが、UJAMには汎用的なフレーズが搭載されているのでかなり時短が見込まれますね。そもそもパーカッションでオリジナリティを出す人ばかりではないと思うので、かなり使い道があると思います。また、複雑でエクスペリメンタルなサウンドプリセットも用意されているので、パーカッションだけでなく、特殊効果としても使えるポテンシャルを持っています。
また、壮大なものだけでなく、電子系やポップス系にも使える汎用性の高さが〇。エフェクトが充実しているので、動きがありパンチのあるビートを作るのにも適していると思いますね。